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予算5万円以内でZwiftを快適に楽しむPC【機材の事-4/27/2019】

皆さんお疲れ様です、サラリーマンサイクリストのシュンです。

 

今日はトレーニングの記録ではなくて、自分が楽しんでいるZwiftの環境を大幅に変えた事を詳細に記録しておこうと思います。これからZwiftを始められる方や現在の環境に満足されていない方の参考になればと思います。

 

ZWIFT環境に対する不満

僕の場合、Zwiftを始めるにあたり手持ちの機材で全てを準備しようと考え、PCに関しては半分仕事で使ってるプライベート用のB5ノートを使う事にしました。

 

ただ、持ち運ぶことが前提の小型PCではCPUもメモリもグラフィックも主要なスペック全てが不足していました。夏場の熱暴走によるハングアップや低画質しか選択出来ない等々色々と不満がありました。

 

軽い事務処理をこなす為の道具なので3Dゲームソフトを動かすには無理があり寿命を縮める事にもなります。

 

Zwiftを始めて約1年が経過し生活の一部に定着したのでここで改善する事にしました。

 

Zwiftをするのに必要なスペックについて

Zwiftのホームページに推奨スペックが書かれていました。

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知らない人には何の事か分からない呪文のようなものですね。

 

OS=Windowsに代表されるパソコンを動かす基本ソフト。現在はWindws10

PROCESSOR=CPUと呼ばれるパソコンの頭脳部分(IntelAMD

MEMORY=データを一時保管する入れ物。データのやり取りが素早いのが特徴。

GRAPHICS=モニターに映す映像を処理するハードウェア。

HARD DISK=データを保管する大きな入れ物。データのやり取りが遅いがSSDなどHARD DISKと同じ用途でスピード感のある比較的容量の大きいドライブもある。

 

Zwiftは推奨環境を長期間更新していないようですが、Windows7(但し64bit版のみ)で動作すると書いているので割と古い環境をベースに作られているのだろうと思う。

 

MINIMUM SPEC=最低限必要な能力

RECOMENDED SPEC=推奨される能力

EXTREME SPEC=最高に楽しめる能力

 

という感じでしょうか。

 

MINIMUM SPECに関しては、2019年4月現在新品で売られているPCならノートでもデスクトップでもほぼクリアしていると思われます。僕の3年前に買った非力なB5ノートでも動くのは動いてましたから。

 

RECOMENNDED SPECですが、CPUは世代も進んでいるのでIntel Core iシリーズであれば3でも5でも7でもいけそうですね。ただ、MEMORYは4GB程度しか積んでない機体も多いので8GBに拘りたい。GRAPHICはnVIDIA GTX650以上。これが意図する所はCPUにオンボード(付属)のHDグラフィック(HD630やHD4600など)ではなく、独立したグラフィックボードを使用せよと言う事なのだろう。良く分からない方はnVIDIA GeForceで一度ググってみるか、お店で聞いてみて下さい。デスクトップタイプのゲーミングPCで10万円を超える物を買えば問題なさそうです。

 

さてEXTREME SPECですが、CPUは第4世代以降のi5 4×××以上であれば4コアなので代用出来そうです。MEMORYは当然のごとく8GB以上狙い。GRAPHICはnVIDIA GTX970。こいつはかなり高スペックです。2~3世代ほど前のボードですが中古でも15,000円~20,000円程度しています。まあ多少余裕はみているでしょうからここまではいらないかな?お金のある方ならデスクトップタイプのゲーミングPCで20万円弱位の物を買えばこの辺りのスペックでしょうか。

 

※完全に僕の主観ですので参考程度と考えて頂き、詳細はご自身でお確かめ下さい。

 

コストをかけたくないので今回はRECOMENDED よりも少し良いものを探す事にしました。

 

ノート型では無くデスクトップで

ノート型は一見すると便利なイメージがあると思いますが、小さいケースの中に色々詰め込むので排熱的に不利で他にも持ち運びに対応する為ににコストがかかっています。

 

デスクトップの場合はディスプレイやキーボード、マウス、電源やディスプレイ用のケーブルは別で準備しなくてはいけませんがシンプルな構成の為、比較的低コストで高スペックなものが手に入りやすいです。少し知識があれば蓋を開けてのパーツ交換もしやすいです。

 

という訳でディスプレイを既に所有しているし、コスト重視でデスクトップパソコンを狙う事にしました。

 

新品ではなく中古品を買う事に

今回僕が準備出来た資金は5万円です。

 

基本的にこれではRECOMENDED SPECに満足出来るPCは絶望的です。どう逆立ちしても買えません。

 

個人で使用するZwift用のPCと用途がはっきりしているので中古品を買う事にしました。PCショップの場合中古品にも少なからず保証も必要なので若干割高です。ヤフオクであれば保証はありませんが比較的安価に落札出来ます。目指すスペックを大幅にオーバーしなければ5万円でお釣りがきます。

 

但し、この手の物は完全に自己責任での購入及び使用になるので若干ハードルは高いと思って下さい。「壊れてたら自分で直す」「壊れても自分で直す」って感じの人におススメです。知識の無い方や不安のある方は新品を保証付きで買いましょう。

 

スペックを吟味してこんなの買いました

OS:Windows 10 pro(インストール、デジタル認証済)

CPU:Intel Core i5 4590(3.3GHz、4コア 4スレッド)

MEMORY:10GB(DDR3)

GRAPHICS:nVIDIA GeForce GTX760(2GBメモリ搭載)

HARD DISK:新品SSD 480GB

その他:無線LANドングル、電源ケーブルHDMIケーブル付属、MS Office 2019インストール済

 

スペック的にEXTREME SPECに不足しているのはGRAPHICSのみです。CPUはi5ですが4コアの第4世代なのでスペック的には満足でしょう。グラフィックボードは妥協しましたが、メモリを2GB積んでるし廉価版とは言え3Dゲームがそこそこ動くという評価の多かったものです。万が一能力が不足するようならGTX970を中古品で購入して換装すればいいと考えました。

 

送料は別途2,000円程度かかりますが、個人売買なので消費税もかからずヤフオクのクーポンを使用したりして全て込みで4万円以内で購入出来ました。余ったお金で近くの家電量販店でワイヤレスキーボードとマウスのセットを2,500円位で買ってきました。

 

さて、Zwiftの環境はどうかわったのか?

Zwiftの画質設定は「低」「中」「高」「最高」の4段階から選べるようになっています。前出のB5ノートの場合、非力な為「低」しか選ぶことが出来ませんでしたが、今回購入した中古PCは「最高」を選択出来るようになりました。

 

 旧PC=画質設定「低」

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新PC=画質設定「最高」

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如何でしょうか?人物の影や路面の状態、ラインやジャージの文字の鮮明さ等細かく表現されています。動画は掲載しませんがホイールの回転もかなりリアルに表現されるようになりました。かなり臨場感が増しました。恐るべし最高画質!!超快適です!!

 

このPCは全体的にスペックのバランスがいい(ボトルネックになるハードや極端にオーバースペックのハードが無い)ので、起動も速いし動作にも余裕が感じられます。

 

人物をアップにするともっと違いが分かります。

 

旧PC=画質設定「低」

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新PC=画質設定「最高」

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文字の鮮明さはもとよりバーテープの凹凸までしっかり表現されてますね。もう「低」には戻れませんわ。

 

自己責任でおねがいしますね

今回は「低コストでZwiftをどれだけ快適に楽しむか」という部分にポイントを置いた記事を書いてみました。4万円程度の出費で効果は絶大でした。これからのZwift生活がかなり楽しくなると思います。

 

ただし、中古PCをヤフオクで買うなんてはっきり言って邪道ですので、もし同じようにされる場合でも自己責任でお願いしますね。