皆さんお疲れ様です、サラリーマンサイクリストのシュンです。
只今仕事でトラブルを抱えてしまい絶賛メンタル下落中です。もう自転車に乗る気力なんてありませんしローラーでワークアウトとか有り得ません。
5月1日に4~5人で「琵琶湖の北湖一周やろうぜ」って事になってるんですが、そこまで自転車を続けられているかも怪しいです。
今の僕の趣味はストロングゼロ9%です!!
脇が甘いから下らん事に巻き込まれてしまったよ…トホホ。
当然この週末はノーライドでしたが「気分転換になる事をやろう」と前から気になっていたシャマル ミレの黒リム補修をする事にしました。
こいつはA氏が使わないって言ったのでタダで譲ってもらった物。練習用にしようと思いましたが流石に4万キロ走行は伊達じゃない。そのまま使えなくもないが、出来ればある程度修理して使いたい。
大きな問題は2点。
①リアのリムが削れてPEOが剥がれアルミ地肌が見えている。
②前後ともに回転がゴリゴリしている。
リアはハブを開けてオーバーホールしたものの結局ゴリゴリが治らず。よく観察するとフリーボディ内のベアリングが外側、内側ともにゴリゴリになってるので交換が必要なのですよ。
フリーボディごと交換が一般的なようですが、このパーツ1万円以上するんですわ。補修パーツが流通しているだけマシなのですが…。小遣いが限られている身なのでなかなかポチれない。
レーゼロナイトから移植してもいいけど、外して付けての作業が増えるし、レーゼロナイトも使うから結局買わないといけない。
これ書いてて思ったけど、やっぱ買うかね。
さてやっとここから補修作業のレポートですが、まずは補修開始前の状態をチェック
どうやったらこんなにリムが削れんねんって思ってA氏に尋ねたら「ヤスったから」って…おいなぜヤスる。
拡大してみてもかなり深刻な状態だ。
と言ってもこれ普通にブレーキ効きますので気にしなけりゃそれだけなんですが。それよりも4万キロ走ってもリムの減りが少ない。多分PEO処理の効果なんだろうな。
摩擦面に塗料とかバカしか考えないので、ネットから情報を得てこちらを入手してみた。
バーチウッド社 アルミニウムブラック メタルフィニッシュ
BIRCHWOOD ALUMINUM BLACK METAL FINISH
アルミ専用の黒染め液って実はこれしか見当たらなかった。
詳しくは知らんが、どうやら黒色酸化被膜を生成する液体らしい。要は黒錆を発生させるという事ね。
しかし輸入代理店が取り扱いをやめたとかで入手性が極端に悪く、某オクで何とか手に入れた物。今回はソコソコ安く送料込み4,500円で買えたが、相場は送料別で大体6,000円といった所。
多分アメリカ本国では1,000円しないんだろうなぁ。
という訳で作業を開始。
油が酸化反応を阻害するらしいのでパーツクリーナーで油と汚れをを落としていきます。
このDCMグループのパーツクリーナーはプラにも使えるのでいつも2~3本はストックしております。
リムの洗浄が終わったらプラスチック手袋をして、アルミニウムブラックをウエスに染み込ませてリムに塗り込んでいきます。
ヘアドライヤーで温めて薬剤を塗り込んでを5回ほど繰り返してこんな感じ。
まあまあ染まってきた。
もう片面も当然同じ事をした。
薬剤はケチらずたっぷり使う事がポイントかなぁ。
拡大すると
まだアルミ地肌が見えてる部分はあるものの処理前と比べると雲泥の差だ!!
もう少し反応させておきたいのでここでコーヒーブレイク30分。その後雑巾での水拭きを数回して、さらに雑巾で乾拭きして仕上げ。タイヤを嵌め直して作業は終了。
という訳で完成
見た目には違和感なく仕上がったと思う。いい感じだ。
拡大してもあまり違和感はない感じ。
どちらかと言うとタイヤの5の文字の方が気になるわ。
とりあえずフロントホイールの方のハブのオーバーホールとリアのフリーボディを交換したら普通に使えるホイールになってくれるだろう。
始めるまでは面倒臭かったが、やってみるとこういう作業は実に楽しい。
実勢で10万円前後するホイールが1万5千円で直れば安いもんです。
今の所自転車に乗る元気ないから意味ないけどね。
※2021年9月24日追記
この記事へのアクセスが一定数あるのでその後を追記しておきます。
雨の日に走ると補修した黒染めは完全に剥がれます。補修前よりも状況が悪化してしまうようですので、この手法は結局お勧めできません。
アルミ素地が線状に多少見えている程度であれば何も触らないのが幸せかもしれません。
whitecollarcyclist.hatenablog.jp
晴れていれば問題無いですが、雨の日は完全アウトです。
ご参考になれば幸いです。