ロードバイクでチャリチャリやってます

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KEN(仮名)のラグビー奮闘記【その1 距離を詰めるという事】

皆さんお疲れ様です、サラリーマンサイクリストのシュンです。

 

この記事は全く自転車とは関係がありません。自分の日記のようなものなのでご興味がなければスルー頂けると幸いです。

 

僕の三人の息子達は全員ラグビーをしています。

 

長男RICK(仮名)は一応市内の強豪チーム(といってもサブの選手)から県内の強豪中学校へ進学してます。ポジションはウィングかスタンド。僕の目から見ても才能無いのですが、何故か本人は楽しくて仕方ないそうです。この間、手の指を骨折(全治2ヵ月かな?)しましたが大して気にもしてません。基本変な子ですが心配はありません。

 

下の子達は双子(二卵性で全然タイプが違う)なのですが、先に出てきたROY(仮名)はラグビーが嫌いだそうで親にやらされてやってます。ポジションはウィングですが、本当はハーフがしたいそうです。中学になったら地元のスクールに嫌々行くそうです(嫌でも行く心理が不明)。運動神経は抜群ですがやる気がないので微妙な子です。

 

そしてこの物語の主人公になる双子の後から出てきた方KEN(仮名)はラグビーが好きらしいのですがメンタルが弱く今の所全く芽が出てません。3月末頃の生まれですが体格にも恵まれパワー系です。ポジションはセンター。意外と器用で長男ほど頭も悪くないので才能はある方だと思います。兄を追い掛けて県内の強豪中学への進学を志望していますが、今の所僕が止めています。

 

そして私、シュンはラグビー経験は全くありません。ただ、試合を見るのが好きで、キッズラグビー観戦歴は今年で4年目となり100試合位は見てきていると思います。

 

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昨日も家内とのランチデートから帰宅した18:00過ぎからKENと二人で自主練を始めました。

 

いつも通りパドリング(足踏み)をさせた状態でキャッチボールをして、その後「パス」をコールさせてトップスピードで受ける練習をします。

 

そこからディフェンス二人を自分に引き付けてウィングにボールを送るシミュレーションや、タイミングによっては自分でアタックする練習をさせました。

 

トップスピードで走ってくる選手に対してのディフェンス練習では僕がボールを持って走りますが、KENは距離を詰めて来ずに待ってます。当然僕レベルのステップでも抜かれてしまいます。

 

「何で距離詰めてけえへんねん」って聞くと凄く?な顔をします。「敵に好きにさせてどうすんねん、距離詰めてプレッシャーかけてこいや」と伝え、とりあえず何度かやらせてみると上手くタックルが決まるようになってきました。

 

攻守を交代して攻撃させてみます。最初2回は待った状態で、後の3回は距離を詰めてプレッシャーをかけます。KENも「詰められた方が攻撃しにくいな」って理解したようです。

 

距離を詰めた方が相手の左右に振る距離に制限がかかるし、動いた状態の方が自分の反応が上がる事を説明したら合点がいったようです。

 

ここで長男RICKが「一緒にやろうぜ」って参戦してきたので、ボールが出るシチュエーションでのディフェンス練習に移行しました。

 

RICKにボールを出させて僕がボールを受け前進しますが、KENはノミネートはしているものの動作スタートが遅く、センターにパスする余裕がかなりあります。

 

「何やってんねん、ハーフがボールを持ち上げた瞬間見てんのか?」って聞くとまた?な顔をしてます。

 

「ハーフがボールを持ち上げたらすぐに距離詰めやんかい」

「理想はボールを受けた瞬間にタックルやで!!遅れても好きにパスさせんように邪魔せなあかんやろ」

「もしセンター2におるんやったらノミネートしてる相手に向かって距離詰めろよ」

「とりあえずハーフがボール持ち上げた瞬間に前に出ろ」

 

とアドバイスして何度か練習をさせます。KENの突進力は凄まじく、体格差がある僕でもかなりの恐怖を感じます。これ同じ小学生やったら動けなくなるか逃げると思います。なので才能はあるんです。

 

また攻守交替して同じ事を体感させてみます。「これめっちゃ怖いやん」って言ってたので理解したようです。

 

これってラグビーの基本中の基本です。このスポーツ自体が基本陣取り合戦なのですから相手に縦に好きに走らせるのは有り得ません。

 

スクールのコーチはこれを選手に伝えてないんですかね?育てずに外されてるKENはちょっと不幸かも。育てる気がないのなら僕が育てるので大丈夫ですけど(笑)

 

試合中に真っ直ぐ押せず、走れる子が走り込むラグビーをし続けているのも合点がいきましたよね。小学校高学年にもなるとそういう戦い方ではトライは摂れませんから相手チームのレベルが上がると全く勝てないのも納得です。

 

他チームの試合でも強い所はフォワードがボールを持って堅実に押してます。コーチ達は他チームの試合を見ずに休憩してますが、僕は好きで結構見てるのでその差が良く分かるんですよ。

 

パワーのあるKENをフォワードと一緒に動けるセンター1に配置せず、体が軽くて走れる子を配置してる(ボールが頻繁に回ってくるからか?)時点で戦略性を感じませんからね。

 

今更な気もしますがこの日の練習でKENは一歩前進しました。後はスクールの練習の中で自分の頭で考えて応用してくれればと思います。

 

僕とKENのラグビー奮闘記はまだまだ続きます。