皆さんお疲れ様です、サラリーマンサイクリストのシュンです。
土曜日、持病(痛風)の定期通院に逝ってきた。通常は結構待つのだがこの日はやたらと空いていて待合に腰掛けたら間もなく名前を呼ばれた。診察はシャンシャンと進み次回の定期通院の日程を決めて診察室を後にしたのであった。
「血液検査しときましょか」との事だったので素直に従い、血を採る前に体重計に乗ったら信じられない数値が目に飛び込んできた
70.5kg
「衣服の重量分500g引いて70kgで記録しておきますね。」ベテランのお姉さまは当たり前のようにそう伝えてきた。
何と大台に乗ってるじゃないか…
真剣にフルコンタクト空手をしていた時期(15年位前)は当たり負けしないように無理して維持してた体重。やせ型の俺は食べるのが苦痛な時期もあった(遠い目)。
翻って今の俺、持久系のサイクリングを趣味としている。一般的にはダイエットに有効で且つ軽い方が有利なスポーツなのは間違いない。昨年は糖質制限をしてピークは61kg前後だったと記憶しているが半年で9kgも太った事になる。
最早「趣味はサイクリングでつ!!」とか笑顔で言ってはいけない一般的な中年男性になったんではなかろうか。現状を出来るだけ冷静に受入れつつ薬局のドアをくぐった。
薬剤師のお兄さんは同年代位だ。俺よりも横に大きくて「こいつには勝ってるな」とか無駄に競争意識を持ってしまう。支払いを済ませ90日分の薬を片手にドアを出る手前で兄さんに「お大事に」と言われ「お前が言うな」と心の中で小さく呟いたが、彼には何の罪もないし、寧ろ俺よりも健康体な気もする。
「70kg70kg70kg」と心の中で念仏のように唱え、自宅のドアを開けた瞬間に「これマジであかんやん」って思って一人で焦り出した。前々から平日に運動する習慣が無い事に不安感があった。だけどそれが不安感ではなく明確な不安と強い焦りになったのだ。
下駄箱を開けると、そこには昨年末に購入したNEW BALANCEの真新しいジョギングシューズがあった。自慢じゃないがもう2カ月近くスタンバイ状態を維持している。
息子のお迎え時間を確認しようシャツの袖をめくるとそこにはGarmin Foreathlete 745、こいつも長い間本来の目的で使用していない。
小さくため息をつきながらSHOKZ OPENRUNの電源をオフにした。耳から外しながら何気に「RUN」という言葉を口にした。そう言えばこの製品のプロモーションでカッコいいお兄さんが走ってる画像があったっけ。
ふと何かに気付き衣装ケースを覗くと、そこには昨年の夏に買った札付き未使用のアンダーアーマーのランパンがあった。その少し奥に冬用のコンプレタイツやランシャツ、ソックスが綺麗に畳まれた状態で保管してある。
何と言う事だ、俺は無意識にジョグ出来る環境を整えまくってるじゃないか(汗)
そんな一人おののいている姿を愛犬が遠くから不思議そうに見つめていた…。