皆さんお疲れ様です、サラリーマンサイクリストのシュンです。
前編からの続きになります。
whitecollarcyclist.hatenablog.jp
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パンク修理を終えて走り出したのはいいが体が冷えてしまって下り坂が辛い。二人して震えてる姿がおかしくなって笑ってしまう。
寒さをこらえながら伊賀方面へ三田坂バイパスを一気下る。標高差が約200mほどあるので伊賀上野の街並みが見えてくると下界が暖かく感じる。
上野市街地の喧噪を抜けて上野市駅まで辿り着いた。
ブラジル人が営むと思しきバーガー屋さんが付近にあると思い込んでいたが、それは先ほど通過してきた伊賀上野駅だったようだ。
少し走った先にあるレストランITOも営業は11:00からなので、とりあえずコンビニで補給して先へ進む事にした。
「大体いつもこんな感じですね」とNK氏。
「僕たちは多分グルメライドとか向いて無いんでしょうね」と返答したら苦笑が返ってきた。
小腹も満たせたので月ヶ瀬方面へと進む。田園風景の中を進み月ヶ瀬に入ると華やかな梅の花が目を楽しませてくれる。
梅の郷 月ヶ瀬温泉はシニア世代でごった返しており駐車場所を求めて右往左往する車も少なくない。このエリアが一年で一番賑わう季節なのだ。
残念ながら梅の花にも地元の特産品にも大して興味が向かない。NK氏も似たような感じのようだ。
どうやら我々の目的は単に「走る」事に有るようだ。
とは言え、訪れた証拠に福祉センターの前の立派なしだれ梅をとりあえず写真に収めておいた。
ここからは奈良市内へ帰るにはどのルートも難所が待っていてうんざりするが、それを越えなければ帰る事すら出来ない。
山添村→布目ダムを経由して帰る事としたが、結果として一番厳しい道で帰って来たようだ。
前半戦で脚を使い過ぎていたので坂を上るにも力が入らない。仕方なくインナーを使い軽いギアで走る。次第にパワーも出なくなってきて200Wをキープするのがやっと。
アップダウンを繰り返しながらこの日のピーク標高536mの水間トンネルに到着する頃には歯を食いしばっても180Wが出なくなっていた。
両太ももと右ハムが疲労で攣りそうになってはいたが、ここから奈良市街地へはほぼ下るだけなので事なきを得た。
「ああ、今日も無事に帰って来たな」
NK氏にお別れの挨拶をしながらそう考えていた。
走行距離:114km 獲得標高:1,398m